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決め手は実績と体制と導入スピード。
コストパフォーマンスに優れた構築と運用で非常に満足。

キリンビバレッジ株式会社

CSRコミュニケーション部 広報担当 東 浩之氏(右)
CSRコミュニケーション部 広報担当 土谷 友理恵氏(左)

キリンホールディングスの『総合清涼飲料メーカー』である「キリンビバレッジ株式会社(以下、キリンビバレッジ)」は、1991年より、商品企画から研究開発・製造・販売を一貫して行い、清涼飲料業界を牽引されています。同時に「お客様とのコミュニケーション」にも非常に熱心に取り組んでおられ、マス媒体はもちろんですが、PC・携帯電話といったマルチデバイスでの情報発信を行っておられる同社が、「モバイルコンバートforスマートフォン」を導入いただきスマートフォンでのコミュニケーションも開始されました。

キリンビバレッジのサイト運営について

ご担当されている部署でのお仕事内容についてお聞かせ下さい。

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WEB担当がWEBマスターとして全体のバランスを見ています

CSRコミュニケーション部は、おもに社内外のコミュニケーションを中心とした部署です。その中で、私たち(東氏、土谷氏)の広報担当企画チームにて、キリンビバレッジ全体のPC・モバイルサイトを統括して担当しています。つまり、WEB全体の企画・立案・運用・管理するWEBマスター機能を担っています。

WEBマスターとして、キリンビバレッジのWEB戦略・戦術はどのようにお考えですか?

WEBはお客様と相互コミュニケーションする最も大事な情報基盤と考えています。 従って、親しみを持ってご愛飲いただきたいということをゴールに、いかにお客様にきちんとブランドコミュニケーションが展開できているか、商品についてきちんと伝え切れているかを常に意識しています。

そのため、各商品ブランドの企画担当者である「コンテンツマスター」はどのようなコンテンツを発信するかに注力し、私たちは「WEBマスター」としてサイト全体の最適化を図りながら連携をとって、商品ブランドとコーポレートブランドの両面をバランスよくお客さまにコミュニケーションできるように苦心しています。

モバイルコンバ-トforスマートフォン導入の経緯

お客様とコミュニケーションを充実させていく過程において、昨今の課題は何だったのでしょうか?

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モバイルサイトがあればスマートフォンサイトができてしまうことにビックリしました

WEBマスターとして、市場の情報収集を進めていく中で、スマートフォンが加速度的に浸透していることを把握していたのはもちろんですが、何よりも実際にお客様相談室へ「スマートフォンでも動画が観たい」という声も多くあったので、スマートフォン対応の必要性をヒシヒシと感じていました。 従って、WEBコミュニケーションを充実・進化させていくには、PC・ケータイに加えて、スマートフォンにも対応させ、「マルチデバイス」での情報基盤を早急に整備することが何よりも重要だと考えていました。

スマートフォンの情報基盤を整備するには、様々な方法があったと思うのですが。

最初はスマートフォンサイトをフルスクラッチで“ゼロ”から構築しようと考えていました。しかしながら、当然、サイト完成までに時間や費用がかかること、またそれ以上にサイトがスタートした後の更新や保守に大きな手間(リソース)がかかってしまうことが、何よりも悩みの種でした。

そのようなときに、同じグループの「キリンビール」の担当者から、『ケータイサイトから、自動的にスマートフォンサイトを構築できるソリューションがある』と紹介されました。その紹介されたソリューションが「モバイルコンバートforスマートフォン」だったのですが、ケータイサイトがあれば、スマートフォンサイトができてしまうということに、非常に驚きました!

また、ケータイサイトを素材として、スマートフォンサイトが完成するというのが、スピード・費用の面において優れていたばかりではなく、完成後の保守や更新作業に手間をかけなくて済むということにも非常に魅力的を感じました。

最終的にモバイルコンバートforスマートの導入に踏み切ったポイントとは?

他の変換ソリューションとも比較しましたが、まず「導入実績」を聞いて安心しました。 また、エムティーアイの営業担当さんの動きをはじめ、体制がしっかりしているという点でも信頼が置けると思いました。実際、スピーディーに予定通りのスケジュールで、思い描いていたサイトをスタートすることができたので非常に満足しています。

スマートフォンは“ケータイ”としての特性に合わせた情報提供を重視

2011年6月の導入から約4カ月が経ちましたが、現在の感触はどうですか?

スマートフォンサイトのスタート時に、大型ブランドの販促キャンペーンと重なったのですが、スマートフォンでもしっかりとお客様からのコミュニケーション(アクセス)を受けとめることができたので、一安心しています。

今後もブランド・キャンペーンとの連携は重要ですし、ブランド側は「スマートフォン独自」の企画も考えていますので、コンテンツマスター(各商品ブランドのプロモーションを担当する)側と歩調を合わせていくことで、ますますスマートフォンサイトでのコミュニケーションは増えていくものと感じています。

スマートフォン独自の企画も増えていきそうですね

マルチデバイスでのコミュニケーションが前提とはいえ、やはりそのデバイスに合わせた情報提供は非常に重要だと考えています。 特にスマートフォンはひとり一人が常時持っているデバイスなので、お客様との直接のコミュニケーションの可能性を感じています。例えば、メールニュースやキャンペーン応募のような1対1のコミュニケーションがとれるような企画を積極的に創出していきたいです。

『デバイスに合わせた情報提供』ということは、
PCとケータイでは異なる企画やコミュニケーションがあるということですか?

デバイスの特性に合わせたキャンペーンをそれぞれ別々に展開することがあります。 例えば、PCではブランド認知や理解を深めてもらうために、様々なブランドページを回遊していただけるような企画を展開しています。一方ケータイは、やはり日常的に持ち歩くデバイスなので、毎日サイトにアクセスしていただきたいことから、気軽だけれど連続性のあるキャンペーンを展開しています。

特にケータイは、その特性を活かしてキャンペーン・ツールとして活用することが多いですね。具体的には、『その場で当たる』シリアル・キャンペーンなどは、まさにケータイの特性を活かした企画ですね。

PCとケータイでは『マーケティング・ツール』として異なる活用をされているということなのですね。では「スマートフォン」はどちらに近いとお考えですか?

スマートフォンは、もちろんPCサイトを見ることができる側面はあるのですが、常時持ち歩くモノであるので、やはり『ケータイ』に近いデバイスだと思います。また、気が向いた時に気軽に楽しめるコンテンツが必要であることからも、両者は近しいと考えています。

従って、いつでもどこでも身近に商品やブランド情報を正しく確認できるようにしなくてはならないし、加えてエンタメ的なTVCM動画もニーズが高いと考えられるので、こういったコンテンツはケータイサイトから変換を行いスマートフォンで最適化したページを提供しています。

デバイス特性に合わせた工夫をされていらっしゃるのですね。
TVCM動画とスマートフォンの親和性はいかがですか?

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スマートフォンはモバイル寄りの位置づけで考えています

TVCMについては、お客様にとっては気軽に楽しんでいただくコンテンツとして、また我々としては商品理解をより深められるコンテンツとして、非常に理にかなっていると考えています。実際に再生回数も日々大きくなっている状況なので、今後も期待できるコンテンツですね。

今はTVCMだけですが、ブランド担当のコンテンツマスターと連携をとって、もっと楽しい動画コンテンツを増やすなどして、スマートフォンサイトの特性を活かして行くことも考えたいですね。

One to Oneマーケティング・ツールとしての可能性へ挑戦

スマートフォンで今後注力したいところはございますか?

やはり、24時間30センチで個人に直結したデバイスなので、この特性を活かしたコミュニケーションを展開し、お客様に楽しんでいただけるように整えていきたいですね。

最後になりますが、今後エムティーアイに期待することを教えて下さい。

やはり我々はシステムや技術面での専門家ではないので、その側面からのサポートや情報共有は引き続きお願いしたいです。

加えて、スマートフォンはPCともケータイとも異なる特性を持っているデバイスであり、お客さまと密接にコミュニケーションできるマーケティング・ツールと考えているので、その特性を活かした具体的な可能性をもっともっと拡げるためにも、我々と一緒になって考え、議論する場も含めてのサポートもお願いしたいですね。

キリンビバレッジ株式会社 東様、土谷様、
大変にお忙しい中、取材にご協力頂き、ありがとうございました。

キリンビバレッジ株式会社
スマートフォンサイトURL: http://kirin-m.com/kirin/m.beverage.co.jp/
取材日時:2011年10月
取材場所:キリンビバレッジ株式会社様 会議室

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